本日も記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
サイト管理人の「いぶ(@1bu_firecatlife)」です。
今回は、タイトルにもあるように「日本たばこ産業」の企業分析をしていきます!

前回の記事は、「【企業分析】世界各国で「人と企業の志」をつなく企業!JACリクルートメントを分析してみた。」を紹介しました。
[sitecard subtitle=関連記事 url= target=]本日も記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。 サイト管理人の「いぶ(@1bu_firecatlife)」です。 […]
と、いうことで分析やっていきます。
この記事は、

優良な高配当株を教えて!
日本たばこ産業ってどんな会社?
と、いう方に向いているかなと。
「【高配当株の買い方】重要ポイントは8つ!頭の中を整理して「自分ルール」を作ろう!」の大切なポイント・・・
- 企業の過去・現在・未来
- 重要ポイント8つ
- 自分ルール
も、チェックしていきながら、分析していきます。
- 日本たばこ産業の分析結果
- 高配当株の重要ポイントをクリアしているか
- 日本たばこ産業は投資対象として適しているか
最初に、日本たばこ産業の分析結果からいうと・・・
分析結果
- 高配当なのに、株主優待がある
- たばこ産業以外の分野に期待
- 店子産業以外は4つの事業を展開
- 個人的には冷食・ベーカリー事業に期待
と、いった結果になりました。
配当利回りは、6%以上!そこに、株主優待あり。
財務優秀なら、いうことないんだけど・・・どうなのかな。
注意事項
特定銘柄への投資を推奨する記事ではありません。
投資は、リスクがあります。
投資の最終判断は、ご自身でお願いします。

それでは、分析にいきます。
日本たばこ産業とは。
ではでは、恒例になりつつある企業の歴史から!
1784〜1874年 設立〜事業開始
- Austria Tabak がJoseph II 皇帝により設立
なるほど・・・
最初は、当時の皇帝によって設立されたんだね。
それでは、その皇帝をみてみましょう。


(違います。)
続いては・・・
- Tom Gallaherが事業を開始(北アイルランドのロンドンデリー)
顔、みたいですよね。
みてみましょう!!


(違います。)
- RJR がRichard Joshua Reynoldsによってノースカロライナのウィンストンで設立
みますよね。
顔。


(違います。)
1898年 JTグループ日本上陸??
- 日本専売局が国内葉たばこの独占販売のために設置
たばこの伝来は、諸説あるよです。
古いものでは、1543年の種子島への鉄砲伝来時とも言われています。
1913年 キャメル発売
- 今でも残っている銘柄、キャメルが発売された。
1931年 セロハン導入
- たばこの鮮度を保つために、セロハンが導入された。

1949年 公社の設立
- 日本専売公社を設立
1977年 マイルドセブンが発売
- 今でも残っている銘柄、マイルドセブンを発売。
1985年 会社設立〜海外メーカーにたばこ市場開放
- 1985年04月に日本タバコ産業が設立
- 同年 海外のたばこメーカーに市場が開放される。
1985年設立ってことは、私が生まれる少し前だ!
意外と若い会社なんだね。
ここのタイミングで、海外製品のたばこが輸入されるようになります。
1993年 医療事業の充実・強化を図る。
- 医薬事業研究体制の充実・強化を図るため、医薬総合研究所を設置

1994年 株式市場に上場
- 10月:東京、大阪、名古屋の各証券取引所市場第一部に株式を上場
- 11月:京都、広島、福岡、新潟、札幌の各証券取引所に株式を上場
1998年 医療事業の強化
- 鳥居薬品(株)の発行済株式の過半数を、公開買付により取得
1999年 食品事業に参入
- 旭フーズ(株)等子会社8社を含む旭化成工業(株)の食品事業を取得
知らなかったな・・・
2008年 食品事業の強化
- (株)加ト吉の発行済株式の過半数を、公開買付により取得
- 富士食品工業(株)の発行済株式の過半数を取得
- 加工食品事業・調味料事業を加ト吉グループに集約
医療と食品の事業について、気になるね。
どんなことをしてるんだろ。
2010年 社名変更
- (株)加ト吉の社名をテーブルマーク(株)に変更

2012年 海外の会社を買収
- ベルギーに本社を置くFine CutメーカーGryson NVを買収
2013年 JTオリジナル新薬を発売
- JT初のオリジナル新薬(エルビテグラビル)を含む「スタリビルド配合錠」(HIV感染症)の国内販売開始
2014年 電子たばこの計画開始?
- 米国大手電子たばこ会社Logic社を買収
2016年 電子たばこ発売!!
- 「プルーム・テック」の販売を開始

全然、売れてなかったよね。
2019年 次期の電子たばこ発売!!
- 「プルーム・テック・プラス」「プルーム・エス」発売
2020年 新薬発売〜本社移転。新商品の発売。
- アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム®軟膏0.5%」腎性貧血治療薬「エナロイ®錠2mg、4mg」の国内販売開始
- 「プルーム・エス 2.0」発売
- 本社を東京都港区虎ノ門2-2-1から東京都港区虎ノ門4-1-1に移転

以上が、日本たばこ産業の歴史です。
かなり長かったと思いますが、正直これでも厳選しました。
“たばこ”の歴史は、深いものでした。
次は、現在の日本たばこ産業をみてみましょう。
タバコ産業以外の事業をみてみよう!
それでは、次にあまり印象にない(私だけ?笑)
- 医療
- 食品
の事業について、見ていきます。
まずは、医療分野から。
日本タバコ産業「オリジナル新薬の創造」に挑み続けている!!
この”タイトル”が、日本たばこ産業の医療分野に取り組む”想い”です。
日本たばこ産業が、医療分野に着手したのは1987年のことです。
そこから、1993年には横浜に研究・開発のために「医薬総合研究所」を設立しています。

そこの研究所では、
- 糖・脂質代謝
- 免疫・炎症
- ウイルス
の、研究をしているようです。

期待しています。


日本たばこ産業は、さらに医療分野の強化を図るために、鳥居薬品と協業を開始します。
その後、日本たばこ産業は、鳥居薬品を自社のグループ会社に。

以上が、日本たばこ産業の医療分野についての概要でした。

これからも、オリジナル薬品の創造に力をいれてもらいたいですね。
「いつもの食卓に、笑顔あふれるひとときを届けたい」〜加工食品事業〜
と、いうことで日本たばこ産業では、加工食品事業も行っています。
それでは、どのような加工食品を製造しているのか見ていきましょう。
展開する加工食品事業
- 冷食・常温事業
- 調味料事業
- ベーカリー事業


前回の登場が気になる方は、「【生活防衛費っていくら必要?】適正な金額を把握して準備しよう!保険だけではダメな理由2つ。」をご覧ください。
本日も記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。 サイト管理人の「いぶ」(@1bu_firecatlife)です。 今回は、生活防衛費についてお話をしていきます。 […]

いい勉強にはなったけど・・・恐ろし事件だった。
すいません。話がそれましたので、本題に戻します。
加工食品でしたね。
まず、日本たばこ産業の食品事業を通じての思いから。
“一番大切な人に食べてもらたい“の想いのもと、「お客様に安全かつ、おいしく、安心してお召し上がりいただける」製品づくりを進めている。

おさらいですが・・・
日本たばこ産業の加工食品業は、
- 冷食・常温事業
- 調味料事業
- ベーカリー事業
の、3つを展開でした。
3つの事業を、それぞれ展開している企業が下記の通りです。
展開している企業
事業 | 企業名 |
冷食・常温事業 | テーブルマーク |
調味料事業 | 富士食品 |
ベーカリー事業 | サンジャルマン |
以上の3社が主に展開しています。
それぞれ、簡単に紹介していきます。
冷食・常温事業
テーブルマーク株式会社が事業を展開しています。
冷凍食品がメインで、パックごはんやカップ麺なんかも、商品にラインナップされています。
商品の一例
- さぬきうどん(5食セット)
- えびピラフ(300g)
- 新鮮たまごのふっくらオムレツ
- サクうまっ!えびフライ


いぶ家でも使ってるレシピが、公式サイトに乗っていましたので、載せておきます。

- さぬきうどん〜レシピ〜
調味料事業
続いては、調味料事業です。
展開する企業は、富士食品。
1958年に設立された、歴史と実績のある企業です。
富士食品の実績
- 国内初!「固形コンソメスープ」を開発
- 日本メーカー初!「家庭用オイスターソース」発売
- 「麺用粉末スープ」を開発

しかし、現在は
- 加工原料
- 業務用調味料
が、メインで家庭用の商品は少なくなっています。

原料からこだわって作っている製品。
家庭用でも使いたいね。残念。
富士食品の今後はというと・・・
と、いうことです。

日本の生産技術は、世界でも高水準。
海外でも実績を作ってくれそうですね。
ベーカリー事業
合言葉は“タンドレス”〜いつでも新鮮でおいしいパンを〜
の、ベーカリー事業を見ていきましょう。
ベーカリー事業を展開する企業は、(株)サンジェルマンです。
販売するパンの種類は、95種!

5種類のブランドで、首都圏を中心に店舗を展開しています。
ブランドの種類
- サンジャルマン
- プルミエ サンジェルマン
- フラマンドール
- サンジャルマン タンドレス
- ドゥ マゴ
公式サイトは、こちらです。
サンジェルマンの「ブランド・店舗紹介」ページです。SAINT-GERMAIN(サンジェルマン)は関東を中心にベーカリーと…
創業は、1934年。
東横百貨店の製菓工場として開業します。
1948年に独立。
1970年にサンジェルマン1号店を開業。
1994年に株式会社サンジェルマンを設立。
と、いった流れです。
現在の店舗は、おしゃれな店が多く、印象としては高級なイメージです。

店舗内「エモト池上店」
この投稿をInstagramで見る
横浜高島屋店
この投稿をInstagramで見る

と、お思いかもしれませんが!
意外とそうでもありません。
価格は、お安い商品なら100円〜高くても500円といったところでしょうか。
これも、企業戦略でしょうか(笑)
首都圏に遊びにいったら、一度食べて見たいですね。
駅構内などにもお店を展開しているので、新幹線などの長距離の際は、社内のお供としても重宝されそうです。

食べたことある人は、私のTwitterへリプください。
感想知りたいです!
感想はこちらまで。
- いぶ(@1bu_firecatlife)

以上、たばこ産業意外の事業も見てみよう!でした。
株主優待はあるの?
株主優待、あります!!
株式100株を一年以上計測保有している株主に対して、グループ商品が送られます。
株主優待
持株数 | 優待 |
100〜200株 | 2500円相当 |
200〜1000株 | 4500円相当 |
1000〜2000株 | 7000円相当 |
2000株以上 | 13500円相当 |
100株からもらえるので、100株単位で買っている人は、普通にもらえますね。

ということで、株主優待はありました!

重要ポイント8つを押さえて優良高配当株か確かめてみよう。
大変お待たせいたしました。
大切な業績をみていきましょう。
そして、一緒に重要ポイントをチェックして、投資するのに適しているか。を、確認していきましょう。
重要ポイント8つ
- 売上高
- EPS
- 営業利益率
- 自己資本比率
- 営業活動によるCF
- 現金等
- 一株当たり配当
- 配当性向
重要ポイント8つについて詳しく知りたい人は、「【高配当株の買い方】重要ポイントは8つ!頭の中を整理して「自分ルール」を作ろう!」を読んでみてください。
本日も記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。 サイト管理人の「いぶ」(@1bu_firecatlife)です。 今回は・・・ いぶ日本[…]

重要ポイント①売上高
チェックポイント
- 右肩上がり
- 増減が激しくない
自分ルール

見事すぎるくらいの、横ばい!ですね。
増減が激しくなく、安定しているのが唯一の救いでしょうか。

重要ポイント②EPS
チェックポイント
- 右肩上がり
自分ルール

2010年から2015年までは、右肩で上がっています。
ですが、2015年を区切りにキレイに下がっていますね。

重要ポイント③営業利益率
チェックポイント
- 10%前後(07%前後が平均)
自分ルール
- 10%前後の企業に投資する。


直近数年間は、少し下がり気味ではあります。
ですが、20%前後あるので問題ありません。
重要ポイント④自己資本比率
チェックポイント
- 40〜60%になっている
自分ルール
- 40%以上はあること

40〜50%の間で維持していますね。
自己資本比率は、60%以上あっても、高い分には問題ありません。
JTも最低ライン40%以上あるため、問題ありませんね。

重要ポイント⑤営業活動によるCF
チェックポイント
- 毎年黒字
- 長期的に見て、増加傾向
自分ルール
- 直近10年間赤字なし

どちらも、クリアしていますね。
問題なさそうです。
重要ポイント⑥現金等
チェックポイント
- 長期的にみて、現金が増えているのか
自分ルール

微増ですが、増加は増加!
問題なさそうです。
重要ポイント⑦一株当たり配当
チェックポイント
- 頻繁に配当金が減っていないか
- 0円配当になっていないか
自分ルール
- 直近10年間で増配している
- 不景気にも配当金を出せている


問題ありませんね。
増配についても、10年間の間に+125円も増配してくれています。
また、コロナ禍でも配当金を減らすことなく、維持しています。
パンや、富士食品のような飲食店関係の企業は、大きな影響を受けたことでしょう。
でも、逆に自宅で食事をすることが多くなったことにより、冷凍食品は売れ行きが伸びてそうです。
落ちる事業は落ちるけど、上がる事業の上がり方が大きかった分、全体で相殺した。と、いったところでしょうか。
重要ポイント⑧配当性向
チェックポイント
- 30〜50%になっているか
自分ルール

直近2〜3年は、高い気もします。
しかし、直近10年間は無理のない数値で推移していますね。
ということで、以上でチェックポイントの確認は終わりです。

たばこ産業以外でどこまで業績をのこせるのか!
以上、日本たばこ産業の企業分析でした。
喫煙者は、今の世の中肩身がせまくなりました。
喫煙場所は限定され、最悪の場合、吸うことすらできません。
そして、健康被害も歌われていることで、喫煙者が減ってきています。

つまり、今後を生き抜くためには、たばこ以外の分野で結果を残さなくてはなりません。
今回その柱としてあげたのが、下記の4つでした。
- 医療・医薬品事業
- 冷食・常温事業
- 調味料事業
- ベーカリー事業
冷食は、2021年において、コロナ禍ということもあり重宝されてきています。

冷食は買いだめしとくと便利!
今後もたばこ分野以外の業績をチェックしながら、株価を見ていきたいと思います。
ここからは私の個人な意見ですが・・・
と、思います。
理由は・・・
私の地域にも、サンジェルマンのようなパン屋さんがありました。

多少高価なので、お客さんはなかなか入りずらいかな〜と思っていると。
以外や以外、週末には、1日中お客さんがレジに並んでいます。
平日のお昼休みでも、行列を作っているとか。
通っている友人に聞いてみると・・・
- 多少高くても、美味しければ気にならない。
- 高いといっても、知れている。それなら、おいしさを選ぶ。
- コンビニなどのパンは、添加物をたくさん使ってるから怖い。
などなど、かなりの高評価。
極端に高い商品ではないので、お客さんは
- 味
- 食品の安全性
などを、とるようです。
案外、冷食や調味料なんかよりも、ベーカリー事業を広げていくのはいいんじゃないかな〜。と思っています。
私の個人的な意見は、以上です。
重要ポイント8つ
項目 | 補足 | |
売上高 | △ | 横ばい続く |
EPS | × | 2015年から下降気味 |
営業利益率 | ○ | |
自己資本比率 | ○ | |
営業活動CF | ○ | |
現金等 | ○ | |
一株当たり配当金 | ○ | |
配当性向 | ○ |
自分ルール
項目 | 内容 | |
配当利回り | 3.8%以上 | ○ |
営業利益率 | 10%前後 | ○ |
自己資本比率 | 40%以上 | ○ |
営業活動CF | 直近10年赤字なし | ○ |
一株当たり配当金 | 10年間で増配あり | ○ |
不景気でも配当を出している | ○ |

と、いうことで今回はこの辺りで〜
以上、なにかひとつでも参考になれば幸いです。
日本たばこ産業(JT)の企業分析でした。